ちゃぶ台iBook生活

2003年3月2日
またもや出張から帰ってきた。次の自宅逗留は久しぶりに長くて、次の一週間は(仕事の予定はあれど)幸いにして出張の予定は今のところない。あーありがたや、自宅の暖かさよ。

我が愛機ケロちゃんも、久しぶりにその翼を休めて(封印の獣なので翼がある(はず)なのだ)、とゆーことはなく、自宅でもやはり活躍する。

とゆーのは、自分の寝室&iMacのおいてある場所は、自宅の中でもリビングから最も離れた北端の部屋なので、暗いよー寒いよー怖いよー、の面堂終太郎状態になる場所で、気持ちとしては、やっぱり暖かいリビングでのんびりと過ごしたいものだったりするからである。

暖かいお茶に誘われて、ケロちゃんをリビングに持ってくる。うちの中に無線LANをひくのはセキュリティ上も経済上もちょっとナンなので、15mほどのLANケーブルをISDNルーターからはるばる引っ張ってきて、ニョーボが宮部みゆきを読んでいる横にちゃぶ台をおいて、ケロちゃんをぽんとおく。で、お茶を飲みながら遊ぶのである。

ニョーボに突然、人形供養の話を聞かれても即対応できるし、明日の天気も教えられる。突然話題に上った競艇ハニーの正体もわかった。ちゃぶ台iBookの効果は絶大である。

もちろん、ネットサーフィン(死語?)だけではなくて、音楽CDのiTunesへの取込みとか、メールとか趣味プログラミングとかもする。楽し楽し。

仕事は... 家ではしたくない。ちなみに、どーしてもやらなくてはならないときは、我慢して暗くて寒くて恐い北の部屋で籠ってする。

趣味プログラミングだが、まずとりあえず、興味本位で Cocoa 開発環境を入れてみた。もちろん理由は「タダ」のせいだが、Tutotial をしてみてげっそりした。当たり前だけど、山のようなAquaの生API覚えないといかんのね。Java Swing component だけでもしんどいのに(年のせいか?)、このうえもうひとつGraphic Systemを覚えるのは、この年になるときついなあ。

そーいえば、昔、X-Window 一生懸命やって半分挫折したことあったなあ。Win32も覚えようとしたことあったなあ。いずれも「なんでこーなるねん」という所がいまいち納得できなくて、いまいち血となり肉とならなかったなあ。
で、Java Swing ならなんとか、そこそこ書けるように(趣味レベルですが)なったけど、このうえでAqua のNSなんちゃらつーAPI頭に入れると、きっと混乱するだろーなー。

ということで、タダの開発きっとを使うのは無期限延期としました。Javaを使って書こうにもやっぱりObjective-Cの知識いるみたいだし。

結局、おさまったのは、あまりにもふつーですが、Java DK 1.3.1。Swing生で書くのもしんどいので(軟弱ぅ!)JBuilder 6 パーソナル版となりました。(昔、入手したもの。)本当は会社経由で使えるはずのTogetherSoft Control Center を使いたかったのですが、なかなかライセンスがこないので、とりあえずあきらめた。

ま、これからきっと、しばらく「ちゃぶ台JBuilder」となるでしょう。

で、何を書きたいか、とゆーのは、まだ秘密。できなかったら恥ずかしいし。

受験生のあおりで、東京のホテルが全然とれない。ちゅーことで、仕事場からえらく遠いホテルに宿泊することになってしまった。ふつ〜出張というと普段よりは通勤時間が短くなるはずなのに、結局いつもよりも長い通勤時間(なんと一時間半)になってしまい、絶句。

それにしても某所の老舗ホテルはすごかった。一万3千円もとるくせに、インターネットなし、ウォシュレットなし、超割高冷蔵庫あり(350cc缶ビールが500円だった。もちろんビール自販機なし)、洗濯が遅い(朝9時に出すと翌日の昼に仕上がる。おまけにパンツ洗濯に290円。これぢゃ100均で買った方がまし)、ないないづくしーないづくしーのくせに、最寄りの駅から10分も送迎バスに乗らないとたどり着けなくて、しかも門限付き(9時)、ときたもんだ。(まわりにコンビニないし)

このホテル、このデフレの時代に全然努力してないように見える。困ったもんだ。誰だ!こんなところ予約したのは!? (>自分だ)もう2度といかん。(ぷんすか)

で、10日間も日記は書けなかったとさ。

ちなみに、Palmはうまく使えるようになった。 英語版 Palm deskTop 4.0 for Mac OS X?を急いでインストールしたのが間違いのもとで、変なところをブロックしていたようだ。Mac OS Xの /Libraries などの中をさんざん探しまわって、あやしいファイルを取り除いたらうまくいった。(よくわからない人は、システム壊すから絶対真似しないでね)

ところで、変なところにはまった。Windows2000(もちろんVirtual PC6)物理メモリ256MBの扱いの状態で、仮想メモリが「推奨値382MB」とコントロールパネルに書いてあったので、その通りに設定したら、えらく不安定になった。「プライマリメモリが不足してます」って、何も不足する要素がないじゃん。で、仮想メモリサイズを256に戻したら、現象がおさまった。なんじゃこりゃ。

来週の出張は、ちゃんと全室インターネット常時接続にした。(洗濯サービスが当日出来上がることもちゃんと確認)もうちっと楽しい出張になるであろう。
(っと、この日記、「出張日記」と化してきたな。)

も、もーだめだぁ

2003年2月11日
愛機「ケロちゃん」に、愛用の Handspring Visor Deluxe という(今となってはちっともデラックスではない?)Palm Pilot互換機を接続しようとして、どーにもこーにも、うまくいかない。

いや、もともとはSony Clie をつけようと思っていたのだが、Virtual PCからはおろか、Mac OS X側からも全く検知されないのにはまいった。せめて USB の認識だけでもとおもったのだが、全然全然駄目駄目〜〜。

あきらめて、古いVisor を使ってみることにした。こちらは、iMac 500DV 「月(ゆえ)」への接続実績がある。ということでケロちゃんにつなげてみたところ、Mac OS 9 側ではちゃんとつながり、HotSync もできたのだが、これをOS X 側で立ち上げ直して、Mac OS 9を起動したところ、(月ではうまくいった組み合わせなのだが)、今度も駄目駄目〜〜〜〜。

もう、何度リブートし直したか。何度インストールし直したか。これではまったくマ○クロソフトである。さすがに疲れた....。

まあ、よーするに、Sonyはまっくに冷たく、Handspring は落ち目、ということだろうか。

それとも、ケロちゃんには隠された欠点があるのだろうか?

うーむ。

2週続けての出張、しかも今度は受験戦争(あるんだねえ、まだ)のあおりを食って、職場からは随分離れたホテルに滞在するはめになった。

このホテル、かなり安かったのだが、その分、ほんと〜に何にもない場所で、インターネットはおろか、電話線の口も、ウォシュレットも、冷蔵庫もなかった...。

先週のホテルが恵まれ過ぎていたのかもしれないが、それにしてもインターネット系がつながっていないのは何とも痛い。なんとゆーても、この「日記サイト」に繋げることができないので、全然更新もできない。

Webメールも読めない状態なので、まさしく世間からはすっぱりと切り離された状態である。陸に上がった河童か、はてまた水に突き落とされた天童あかね状態というか。(誰もわからんな。)とにかく、一種の無力感に襲われた一週間であった。

こうして世間から切り離されていると、逆に、今までは目に入らなかったものが見えてくる... という流れに持っていきたいのであるが、残念ながら、見えてきたのは「いかにインターネットがないパソコンが不便か」というところだ。

日記、メールはもちろんのことであるが、日頃情報収集源にしている各種ニュースサイト(技術系、社会系、国際系、ビジネス系)、電車の時刻、お天気、ちょっと調べもの(お仕事の方ね)をしたくても、辞書代わりにしているサイトにもアクセスできない。

一応、何かの役に立つと思って(全部とおして聴いたら)2日分の音楽を入れておいたが、やっぱり飽きる。なにかの役に立つと思って入れておいたゲームもしなかった。なんとなくローカルだとつまらないのだ。

つまりは、「可能性の問題」である。インターネットにつながっている限り、わが「ケロちゃん」は、辞書代わりにして調査することができ、新しい機能を得ることができ、知り合いと連絡でき、チャット(あんまりしないけど)もできるし、こっそり(?)ショッピングもできる。コミュニティを広げることもできる。インターネットラジオという便利なもんもある。世間で情報はどんどん生産されているから、事実上、ケロちゃんの持っている可能性は無限だ。

しかし、それが断ち切られると、ケロちゃんは、単なる有限の記憶容量と有限の機能を持った有限機械に成り下がる。これがいかに情けないことか。「生活」そのものの質はともかく、こと「パソコン生活」というものは、もうネットワークと切り離しては考えられない。それがつくづくしみじみ実感させられた一週間であった。

え、携帯持っていってたら、そんなことに悩まなくてすむのにって? その通りである。実はピッチしか持っていないのだ。なさけねー。


相棒

2003年1月29日
iBook 「ケロちゃん」とつきあいはじめてはや一週間、もう離れられない間柄になってしまった。

まっくゆーざ、ちゅーやつは、どこか、いや、かなり妖しいというか、フェチな面があって、自分のマシンにキャラを感じてしまう。名前を付けてしまうのは当たり前だ。ちなみに、Windowsマシンには決してそのような欲望は込み上げてこない。件の会社支給のノートPCに「ジーマ」とつけているのも、洒落以上の何者でもなく、決してマシンに何かキャラを感じているわけではない。

キャラであるとはいえ、所詮は「ケロちゃん」。魔力があるとは言え、たかが封印の獣である。女の子の名前を付けて「萌え萌え〜」というわけではない。(ちなみに、iBookに「ちぃ」と名付けようとしたらニョーボに光速却下された) やはり男の子にとっては、かけがえのない「相棒」である、という感じだ。相棒である以上、巨大な敵と共に戦うのである。どこまでも一緒だがどこまでもこき使われる。「戦友」という言葉もあっているかもしれない。

そう、言ってみれば兜甲児のマジンガーZのようなものであろう。ほかに例えてみるなら、アムロのガンダムか、仮面ライダーのサイクロン号か、スーパージェッターのジェッター号か、犬塚志乃の抜けば珠散る氷の刃か、コブラのサイコ・ガンか、もちろん深井零の戦闘妖精雪風、今風に言えば、ハリーポッターのファイアボルトというところか。(ポケモンのサトシに対するピカチュウ、という話もある。それを言うなら、カスミのコダックの方が...閑話休題)

ハリーポッターのファイアボルトの話がつい出てきたが、この箒をハリーが入手した時、クィディッチのキャプテン君(なんて名前だっけ?)が、しきりにうらやましがっていた。「そうかー、ファイアボルトか。うーむ、ファイアボルトだなー」といったかどうか忘れたが、とにかくうらやましかったようだ。これはまさしく男の子としては全く正常な反応で、ハリーがこの様なすばらしい「相棒」を入手できたことに対して、読者としても、どこか羨ましい気持ちになったくらいである。

とにもかくにも男の子には、優秀な相棒が必要である。フェチといわれようと。

小学生である長男の相棒は、おそらくYAMAHA製のクラビノーバであろう。残念ながら幼稚園児の次男は、まだ、よき相棒に恵まれていないようだ。ぜひ、箒でも竹刀でもバイオリンでもよいから、すばらしい相棒に出会ってほしい。それが父の願いである。(残念ながら、グレートマジンガーを息子に残すほどの財力も頭脳もないので、あしからず)

巨大iPod

2003年1月28日
iBookの話ばっかりで恐縮だが、出張先でほかにやることもないので仕方がない。

連れてきた iBook「ケロちゃん」には、先輩格である白マックiMac 500DV「月(ゆえ)」から、大量の(といっても大したことはないが)MP3データを転送しておいた。全部まともに聴くと、50時間=2日ほどかかる。

中身といえば、濃ゆくないプログレ、欧州トラッド、70年代のポップス、80年代のニューミュージック&フォーク、フュージョンぽいジャズ、印象派を中心としたクラシックなどで、これだけあると、その時の気分だけで選曲できる。

どこぞのマック系コラムで、スタートレックの音楽選曲システムの話をしていたが、まったく同感である。

ちなみに今はまったりしているので(?)Fleetwood Mac の Dreams である。(CorrsのDreamsも好きだが、残念ながら手もとにない)

電車の中で聴けないのが残念だが、少なくとも新幹線の中とホテルでは事実上、巨大なiPodである。(新幹線のテーブルと同じ大きさは難点かも。)

   ***

よーやく色々と手を尽くして、とりあえず、エンジニアには超人気の(一般人には全く縁のない)TogetherSoft ControlCenter も無事 Mac OS Xで無事動作した。同じライセンスキーでWindows用もMac OS X様も使えるとはうれしいぞ>TogetherSoft様。  また一つ野望に近付いた。

とりあえず出来上がった iBook、「Kerberos」(通称、ケロちゃん)を連れて東京まで出張してきた。うーむ、さすがに14インチは重いわー。

予定どおり VirtualPCはお仕事用環境としてちゃんとがんばってくれた。無事、会社のメールにもアクセスできたし、出張先のメモ書き、その他にも大活躍してくれた。(分かる人は iBookでWindows2000が動いているのを見て目を丸くしてくれるし。)

14インチのiBookって、思いっきりでかいからキーを打っていても安定感あるのだ。ぱたぱたぱた、と打ち込みまくっても微動だにしない。キー自体も意外としっかりしていて、へこへこしていない。気持ちいい。
ちなみに、某テリオスというWindowsCE機もモバイルとして使っていたことがあるが、やっぱりベコベコのキーがちんまいボディについている状態では、いわゆる「モバイル」らしい「モバイル」以上のことができない。あくまで「出張先の不便」モードで仕方なく使うためのもので、「いつでもどこでもお仕事とお遊び」という本格的な用途にはさすがに辛かった。


で、ホテルについたら最近の流行りだろうか「只のインターネット接続サービス」がついていた。(嬉) ちなみに自宅は何と今時64K ISDNで遅い。(YahooBB入れようかと思ったこともあるが、電話基地局から6キロも離れていると聞いてあきらめた。)で、このホテルは(一応)「ぶろおどばんど」らしく、Appleのサイトで見れる映画の予告編も最大サイズでばりばり見える(一回見てみたかったのだ)。こりゃうれしい。

家じゃ少々遅くてしんどい、WindowsとMac OS Xのupdateもやっちまいました。おおー、速い。

iTunesで、インターネットラジオも聴いてみる。おおー、128Kものもばっちり聴ける。思わず70年代〜80年代ポップスをかけっぱなしにしてしまう。

どおせ只だから、でかいゲームのデモ版でも落としてみようかな。(なんだか気がでかくなっている)

ぶろおどばんどは癖になりそう。(時代遅れ>自分)

今日この頃のノートPCは、スペック的には随分リッチなので、ディスク容量などにしても、ほとんど家のものと変わらなかったりするので、いつでもどこでも何でもできそうである。いや、ホテルのぶろおどばんどがあるのなら、家よりも快適かも。

出張先のパソコンライフは中々極楽。

ついに手に入れたiBook、さすがにすばらしい性能と機能で、大喜びのこだきんなのであるが、仕事に使おうとしてVirtual PCを入れたら、さあ大変。

(いつもにも増して、今回は技術話で、興味ない人にはチンプンカンプンと思うが、ごめんなさい、先に謝っておこう。)

Mac OS X上に、仮想PCをのっけて、そこを仕事場にしようというアイディアなのであるが、まず困ったのは予想どおりWindows2000の性能。

所詮は、「まねっこPC」なので、やっぱりWindowsは遅い。なんぼ800MHzのiBookでも、(単純な周波数の比較はあまり適切ではないけど)大体半分くらいの400MHz相当の性能しか出ない、とは聞いていたが、うーむ、それ以上に遅い。ということで、やりました。Windows2000のチューニングアップ(性能改善のための改造)を、よりにもよってMac OS X上で。

アクティブデスクトップは停止、無駄な装飾いっさい外し、壁紙なし、マウスカーソルの影停止、アイコンのカラーを減色、不要サービスの停止、「窓の手」を入れて、カーネルはメモリ展開、その他諸々、いろいろといろいろと片っ端からやって、結局一番効果があったのは、Windows2000は、TrueColorで表示、Mac OS X側は16bit colorで表示、ディスプレイドライバーをS3/64+(だったか?)に変更、全画面表示、あたりだった。

ちなみに、最終的な手段は、Mac OS X側で、terminalをあけて、「sudo renice -20 <Virtual PCのプロセスID>」を実行するという禁断の技。さすがにこれは効く。結局、なんとか実用的なスピードが出るようになった。

次に悩んだのは、ピッチを使って会社に接続する方法。会社側は今はやりのVPN(要するにインターネット上で仮想的な社内LANを作る技術)を導入しており、そのためWindows2000からVPNクライアントソフトを使って、会社にログインできないといけなかった。(できないとメール一つ見れなくなる)

こいつがまた難物で、詳しいことは省くが、要するにネットワークの世界に、Mac OS X側でつなぐか、それともWindows2000(の真似っこPC)側でつなぐか、それによって、VPNの挙動がいろいろと変わってくるのに悩まされた。結局、Windows2000側で直接ピッチで電話をプロバイダにかけて、(Mac OS Xの力を借りずに)自力でネットに接続しないとVPNに入れないことがわかった。電話とは、USBコンバータで繋げるのだが(なんたって、iBookにはPCカードが繋げない!)直接電話をかけさせるには、USB経由だとどういうわけかVirtualPC側で全然まともに認識させてくれないので、仕方なく、USB(Mac OS X)->COM1(Windows2000) というマッピング設定をVirtual PC 上でした。うわー。無茶苦茶しんどーい。

もひとつおまけ。最初にきたのは、VirtualPC 5.0で、これを使って上記のように少しは使える環境を整えたのだが、Virtual PC 6.0アップグレード版がきたので、ちょっと試してみた。(もちろん、8GBものディスクデータはバックアップして。)
ところが、これが相当不安定。ちょっと構成変えると2度と立ち上がらなくなるという状態なので、これは使えないと判断した。スピードは相当アップするので、ものすごく残念なのだが、背に腹は代えられない。

ここまでくるのに、まる3日くらいかけたぞ。しんどかったー。

ということで、(まだVPN周りに一抹の不安は残っているが)とりあえず何とか動き出したiBook(ケロちゃん)、これからもよろしくー。

ところで、どうも最近怒りっぽくなってきているのは、ひとえにWindowsの暗黒部につきあわされているせいだろうな。Windowsのチューニングなんてやるもんじゃない。
こんなことがあるとは珍しい。

まず、頼んでおいた待望のApple iBook 14inchがついに到着した。いやー、でかいけど静かだ。
さっそく適当に設定を始める。

名前は、kerberos、通称「ケロちゃん」である。ちなみに、うちに元からあるiMac DV500は、yue(月)、仮の姿は「雪兎」と言う。さらに、ちなみに、うちのPHSは(会社支給のものなどを入れると)3台あって、愛称がそれぞれ「なくる」、「すもも」、「ことこ」である。古きよき Apple PowerMac 6100/60AV (まだ現役)は「とーや」。

最近のMac OS X 1.2(ジャガー)は、ファイアウォール機能もあったりして、まさに「封印の獣」にふさわしい。

さて、珍しいこともあるもんだが、実は同じ日に、会社から新しいノートPCが支給された。(うらやましい、と思われるかもしれないが、仕事にいまどきPentium(無印)133MHz Windows95(零号)はきついので、さすがに交換してもらったのだ。新機はPentium III 1.3G、WindowsXPだが、なんだかそれほど速くないように思える。)

こちらはさすがに会社のものなので、趣味な名前はつけられないが、こっそり「ジーマ」と呼んでいる。(ちなみに古い無印PentiumのPCは、こっそり「ディタ」と読んでいた。ジーマの設定も結構時間がかかった。一日に2台のパソコンをセットアップするのはなかなか大変である。

友人が、もうつかわないから、と Sony Clie (初期型、ローレゾ、モノクロ)をくれた。PDAは使い出があるし、最近ClieはMacと相性がよいと聞いているのでありがたくいただいた。
件の「ディタ」(Pentium無印...しつこい?)が廃棄される運命なので、ちょいと可愛そうだから、こちらに新たに「ディタ」と名前をつけることにした。

知らない人には何がなんだかわからないと思うが、うちは、CLAMPファンである。

理化学プレゼント

2003年1月19日
息子の誕生日プレゼントを買いに街まで出て、数年ぶりに東急ハンズに行った。

セオリー通りにエレベーターに乗って最上階に行き、そこからスパイラルに下がっていく。

うーむ、あるわあるわ。息子の事を一瞬忘れて自分の世界に没頭してしまいそうになった。そもそも理化学用品の階はディープで、家族全員ではまった。アルコールランプ、ピペット、試験管、ステレオ式顕微鏡、人体模型、昆虫標本セット...

最近は(?)天体望遠鏡も発達したもんで、RSポートを使ってノートパソコンからコントロールして、目標の天体にピタリとあわせる、とか。うーむこれは凄いなあ。

6000円するので却下したが、天秤や試薬キットなどがパッケージされた「実験セット」もすごい。子供の頃なら、間違いなく親にねだる所だった。(間違いなく却下されただろうけど)

電子キットもすずなり。昔懐かしい、警報セットやら電子音セット。音に反応する工作式ロボットも。

当然ながら、最近はやりの「大人の科学」のコーナーも素晴らしい。もし余裕があったら「エジソン式紙コップ蓄音機」を買いたいところである。自分は子供時代は経験してないが、経験者には涙ちょちょぎれの「電子ブロック」復刻版があった。(個人的には、レゴ・マインドストームの方が気になるが)

我が息子も学習漫画ファンの理科好き(最近は貴重らしい)なので、親子ともどもあっちにいったりこっちに行ったりして、ゆっくりウィンドウショッピングしてしまった。

で、最終的に決まったのは「指紋研究セット」と顕微鏡用の「植物プレパレート」である。さすが。

帰ってから、こっそり息子に「お金の事気にしなかったとしたら、ほんとは何欲しかった?」と聞いたら、前述のコンピュータ制御の天体望遠鏡だそうだ。(親の趣味とも一致しているので)あぶねえ、あぶねえ。

今日の日記

2003年1月17日
1/16〜1/17にかけては出張したくない、と言ったら、東京本社のどれだけの人が理解してくれるだろうか。(理由は結構簡単で、妻が怖がるからだが。)

いまだに忘れられない。あの揺れを体が覚えている。

忘れたい、けど忘れられないし、忘れてはならない。

分かって欲しいとは言わない。分かってもらえるとも思わない。

人間は一生、自分の宇宙から出て行くことは出来ない、ということを言ったのは誰だったか。

あなたの心の底は私には決してわからない。あなたの基準は私の基準ではない。あなたが辛くても私は平気だったり、その逆だったりすることもある。心の底から分かり合える相手というものは存在しない。それが当たり前として、その上であなたと接する。その上であなたの気持ちを「私なりに」理解しようと努力したい。

他人を心の底から理解することは出来ない、という前提で、それでも他人を尊重する社会が出来てくれば良いのだが。

知恵熱

2003年1月16日
結構こまかい難しいことを考えていた。(ちなみに、Javaのデザインパターンへの応用例を理解しようとして苦しんでいた。そんなに難しい事か、というツッコミは却下)

ふと頭を触ってみたら、まるで熱を持っているように熱かった。知恵熱というものだろうか。

そーいえば息子が小1の頃、算数をさせていたらやっぱり頭がカーっと熱くなっていた。(汗もかいていたし)

脳は一見何もしていないように見えても、実は信じられないほど大量の酸素を消費するそうで(それゆえ呼吸や心臓が止まったら一大事)、酸素を消費すると言う事は、血の流れが活発になると言う事。ちゅーことは、やっぱり考え込むと頭がオーバーヒートするのは、言葉のあやではない。
ひょんな事で、それが実感できたような気がする。というか、いかに普段、頭を使っていないことかがバレバレ。

書き初めの奇跡

2003年1月15日
先日、子供が喜々として語ったことによると、なんと幼稚園で「書き初め」をしたそうだ。
ペン字ではない。墨汁で立派に「ひつじ」と書いたらしい。それにしては服に墨が全くついていない。ほんとうに。

半信半疑で何度も問いただしたが、服の上に何かを着て書いたわけでもなく、先生が代筆(?)したわけでもなく、本当に園児達が自力で習字を行ったようだ。(びっくりー)
幼稚園児の普段の実力からすると、服に絵を描かなくてすんだこと、これはもう奇跡と言ってよいと思う。(ちなみに小学生の兄ちゃんは、いっつもいっつも服に絵を描いて帰ってくる。)

もちろん、この奇跡は偶然の賜物ではなく、幼稚園の先生の、職人技とも言える指導によるものだろう。ベテラン先生の高度なスキルにより、昨今の注意力散漫な園児をここまで調教(?)できたわけである。

最近は、「人ひとり」=「一人分の労働力」としかみない経営者が多い。高い給料を要求するベテランより、安くて体力のある若い衆を使おうとする傾向は、業界を問わずあると思う。
しかし、ベテランにしかできない付加価値を、経営者は本当にわかっているのか。また、付加価値が違いながら同じ年次であるという理由だけで、横並びの給料を要求する労働組合は、ひとりひとりの価値を本当に分かっているのか。

幼稚園児の書き初めの奇跡を見ながら、思わず、そーんな事を考えてしまったこだきんは、最近ちょっとお疲れ。
出張が多くなると聞いたので(俗に言う「はりつけ」ですな)こりゃホテル住まいだわ、オモチャを買わねば、と思った。たまたま臨時収入があったので、うちの財務省と相談した結果、憧れのPowerBook G4 12inchは駄目だけど、iBookなら買ってもよい、という事になった。

どーせやるんなら、バリバリの仕事仕様&趣味仕様にして、悔いのない様にする方がよい、という忠告もいただいた。(いい財務省だ...)

とゆーことで決まったのが、iBook (G3 800MHz memory 640MB, harddisk 40GB, 14inch)で、一時代前のモンスターマシンとなった。これに、Virtual PCを載せて、Windows2000を搭載して仕事をする、と。で、Mac OS Xを使いながら、会社LANにVPNで入ってWindowsからMS-Outlookで会社のメールボックスにアクセスするという極悪な事が可能となる。(やりたくねーけど)

結構面白い事に気がついたのだが、Apple Storeで、iBook(12inch, 640MB/40GB)の構成を作ったのと、iBook(14inch, 640MB/40GB ただしcombo-driveではなくCD-ROMのみ)としたものでは、なんと差額が一万円しかない。画面がでかくなりCPUの周波数が(微々たるとは言え)100MHzアップして、Graphicも32MB SDRAMとなることを考えると、一万円の差額はなかなかの魅力であった。

あとはギターをどうするかだな。(^^)
それはきっと原野で獲物を追っていた頃からの習性なのだろう。男の子というものは、基本的に「道具」が好きである。マイ・ボール、マイ・自転車、愛用の釣り竿、愛車、愛用のオーディオ・セット..。自分のためだけの道具を、男の子はこよなく愛する。道具を愛し、道具に誇りを持ち、道具を使う能力を磨くことに一生懸命になる。

道具の中でも、特に男の子が憧れるのが、やはり「7つ道具」だろう。
スパイ7つ道具といえば、万年筆に仕込んだガス銃とか、変装道具とか、水に溶けるメモ用紙とか(?)。忍者7つ道具なら、どんな毒でも無効化してしまう万能薬とか、城を登るための縄梯子とか。そういえば、江戸時代には旅人用の7つ道具もはやったようだ。
要するに、男の子はそんな「7つ道具」を持って、「いつでもどこでも」何かと闘いたいのである。

昔、とりあえず男の子だった、こだきんも例外ではナイ。こだきんの場合は、本業がエンジニアと言う事もあり、やっぱり商売道具&趣味の道具であるパソコンを充実させたい。
やっぱり世界最高性能・最軽量のノートPCが欲しいなー。ちっちゃくて、かわいくて。喫茶店だろうが、出張先だろうが、もちろん自宅でも、思いたった時に本を読めて、膨大な音楽を聴けて、SF映画を見れて、絵を描いて、写真を撮ったり編集したり、作曲したり、(こんな)文章書いて、ビデオ編集をして、3Dゲームで遊べて、友達にメール書いて、もちろんWebにもアクセスできて、プログラミングできて、とにかく「この道具ひとつで何でもできる」、そんなものが欲しいのだー。

幸い、最近はとても良いノートPCが増えて来ており、特につい最近発表された、Apple PowerBook G4 (12inch)などは大変にそそられるものがある。あれに Virtual PC を乗せたら、Mac OS X, Windows の両方が使えて、まさに万能機械。まじにほしくなってきている。物欲、物欲...。

しかし、ノートPCにも死角がある。(そりゃあるだろうけど) こだきん的には、「ノートPCは、ギターの代わりにはならない」。というのは、こだきんは実は生ギターをこよなく愛しており(下手の横好きだが)、それをつま弾く事で心の平安が得られるのだ。この平安は、PCで遊んでいる時に得られる快感とは全く別のもので、その意味で「PCはギターの代わりにならない」。

それでは、「いつでもどこでも」「何でも」楽しむためには、ノートPCとギターを持っていけばよいのだろうけど、一つ問題がある。ギターは「でかい」。この大きさでは出張に持って行くことはできない。電車に乗る場合もサーフィンボードの如く周りに気を使う。おまけに目立つ。背中に背負うとキカイダーの様だ。敵と闘うときも振り回すにはでかすぎる。(?) 最近はウクレレの如く小さいモデルもあるようだが、それでも出張に持っていくのはちょっとはばかられる。

でも、やっぱり「いつでもどこでも」音楽演奏は楽しみたいものである。(わがまま)

ということで、メーカーの方(YAMAHAあたりがよいでしょうか?)、よろしければ、私のために、MacOSを搭載した、ギター演奏もできるノートPCを作ってもらえないでしょうか。普段はノートPCの形をしており、新幹線の中でも普通に(目立たずに)お仕事が出来ると。で、いざというとき(どんな時だ?)には、ゴルゴ13の銃の如く、かちゃん、かちゃんと、パーツを変形して組み換える事で、ギターになってしまう。そうしたら、出張先のホテルではギター演奏を楽しむ事ができる。もちろん、CPU は、PowerPC G4 800MHz(デュアルとはいいません)、メモリは最低640MB、ディスクは(演奏データも入れられる様に)100GBくらいを搭載。HDDレコーディングも可能なシーケンサーも標準バンドル。

世の中には、音楽演奏を愛好するプログラマも多いと聞く。かのアラン・ケイも演奏が好きだったとの事。ギター型PCを出すとうけると思うのですが..........

不況なので、西ノ宮のえべっさんに詣でてきた。

しっかりしっかりしっかり拝んで来たので、きっと今年は大丈夫だろう。

ということで、安心して周りの夜店を回ってみたが、それが素晴らしかった。日本の古き良き祭りによくあった夜店の鈴なりで、中学・高校の文化祭の様に賑やか。「えべっさん」のおかげ様か、参詣者の顔も(不況とは思えないほど)ほがらかでにこにこ。

なんだかいいなあー、と思いながら、横目で焼鳥やジャガバター、チヂミを見る。「今日はシチューなので帰ってくること」という妻の一言を思い出し、泣く泣くあきらめたが、うーむ、晩御飯断っておけば良かった。夜店のジャンク・フードの匂いって暴力的。(^^)

ちゅーことで、素敵な夜でありました。

# 景気がよくなりますように。


内山安二さん

2003年1月9日
小学生のとき、よく学研の科学と学習を買っていた。特に科学の方が好きで、付録のカメラや顕微鏡には心底惚れ込んでいたものである。

その科学で、よく目にしたのが内山安二さんの絵である。特徴的な丸顔の少年、お人形さんの様な少女、犬と猫(ニャーゴ)とネズミ(チューいせよ)...。 絵を見たらきっと誰しも「あ、この絵!」とすぐわかるだろう。

内山さんの絵が見れる「学習漫画」は今でも書店で手にできる。一番の有名どころは多分「コロ助の科学質問箱」で、少年時代のこだきんの愛読書だった。あの本で「メタンガス」も「パナマ運河」も「塩水を飲んではいけないこと」も学んだ。理科が好きになった。科学が好きになった。

うちの小学生の息子が最近よく学習漫画を図書館から借りてくるのだが、その中にいくつか内山さん絵の本もあった。30年ぶりの再会。なんとも懐かしかった。(熱中している息子の姿を見ると、血は争えないものだとつくづく思う。)

今日も息子は、また新しい?内山さんの本を借りて来た。読んだ事の無い本だったが、絵は懐かしい。あの頃を思い出してわくわくしたりする。

内山さんは今どうしておられるんだろう? ということで、Webで内山さんを検索した所、なんと昨年の9月に亡くなられていた事が分かった。(があああん)

一つの時代が終わったのか。

 いや、

あのほのぼのとした絵の中に、内山さんは永遠に生きている。息子の読書姿を見ていて、そう思い直した。

内山さん、あなたの絵に導かれて、理科好きになっている子が、ここにもいます。どうもありがとう。ゆっくりお休み下さい。

------------------
ひょえー、この日記システム、同じ日に複数登録すると上書きしてしまうのねー。一番最初のが、消えてしもーたー。

たしか恐怖の味噌汁がどーとかこーとか、PowerBook G4が欲しいとか言っていた様な。

まーいーや。大したものじゃ無いから。今度から気をつけよ。

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