東亰異聞

2003年8月3日
少々古いが(1994年?)小野不由美の東亰異聞(とうけいいぶん)を読んだ。

うむ、こりゃあすごい。6番目の小夜子に匹敵する大感動。江戸川乱歩を彷彿とさせる怪人達がなんとも雰囲気抜群。最後のどんでん返しは(ネタは少々突っ込みどころがありそうだが)秀逸。
黒子の語り口や娘人形との語らいが、こだきん的にはぞくぞくくる。

それと共に、ぞっとしたぞ。

いくつもの忌まわしい事件を思い返すに、まるで21世紀を予言しているかのごとき小野不由美の筆は冴えまくる。闇はますます広がっているようだ。

本当に何かが解き放たれてしまったのではないかと、心配にさせられる。

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