また死んだ。

2003年4月23日
知らないヒトだが、社内の人間が死んだ。
これで、ここ1年間に何人目だろう。

不況のくせにコンピュータ業界と言うやつは、いつまでたっても3K職場で、労働集約形だ。そりゃ一部の世間では開発プロセスが大事だ、RUPだ、XPだ、CMMだ、と言っているかもしれないが、結局ふってくる仕事は、そんな事をすすめる余裕もない。いつまでたってもウォーターフォールで、見積もり大甘のプロジェクトだ。こーゆーのは、古狸トップの方がちゃんと勉強して、そーゆー環境を、本気で駆逐しようとしない限り直らない。ボトムアップでは無理なのだ。それなのに、その気配もない。死なないように体制をくむ方が最終的な会社の利益にもなるはずなのに、それが分かっていないのだ。

自分ではそれなりのスキルを持っているつもりだけど、「死にたくない」という理由で仕事をうけないと、ほされる。評価も下がる。最悪リストラの対象になる。じゃ、下手な仕事をそのまま受けて、そのままあの世にいってしまったら、それこそ元も子もない。

戦争のアフガニスタンでは仕事がなくて、仕方なく家族と故郷を離れてイランに出稼ぎに出る、どん底の生活を送っているアフガニスタン人たちの話は聞いている。それとはもちろん、比較にならないと思うが、じゃ、死ぬ気で仕事うけるかリストラされるか、という生活は、「幸せ」と「アフガニスタン」の間の、いったいどのへんにあるんだろう?

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