定額制音楽サービスというビジネスモデル
2003年4月17日スティーブジョブスが、自ら否定してしまったから、もう多分、アップルのレコード会社買収はなくなってしまったとは思うけど、それでも、とりあえず考えてしまったことを書いときましょう。
万が一、的中したときの証拠として(笑)
AppleがUniversal Music(ってどういう音楽会社かよく知らんけど)を買収するかもしれない、といううわさが流れたとき、こだきんはちと考えてみた。Appleが音楽会社を買って得すること...、ふーむ。
考え付いたのは「定額制音楽配信サービス」。
.Macユーザに限り、定額を払えば、その音楽会社の所有する全ての音源を無制限に聞き放題。(通信カラオケのようなものだ)
iTunes を使う。
iTunes を開くと、数十万、数百万の曲目リストが、膨大に並んでいる。(さぞかし壮観だろう)
iTunesを操作して好きなアーティストを選ぶと、そのアーティストの出している全曲が見える。(ついでながら、ジャケットなどのイメージなど、補足的なものも色々と表示される。)
好きな曲をクリックすると、その曲がすぐに流れ出す。ブロードバンドを活用したストリーミングなので再生は迅速だ。
ダウンロードする音楽に関しては、契約期間中はどんな曲も何度でも自由に再生可能。(ただし、契約期間が過ぎると再生不可能になる。またコピーは出来ない)
ダウンロードできる対象は、レコード会社にある全ての曲。つまり数万曲〜数十万曲?を自分の レコード棚に入れて自由に聴くことが出来るのだ。(逆に、興味のないジャンルはマスクしてしまうことになるだろう)
どうなるか、というと、たとえば、気分に合わせて、好きな曲をディスク容量を気にせずに聴ける。自分の好みを登録しておけば、有線のごとく、知らない曲をずーっとかけっぱなしにすることも可能。もう、何GBのディスクをたかだか数十枚のCDのために空けておく必要はないのだ。
あなたが、たとえば松田聖子のファンならば(聖子が、そのレコード会社と契約していれば、だが)月々いくらか払うだけで、全ての松田聖子の曲を手に入れられる。
これでペイするかって? 実はするんじゃないかな、と思っている。
まず、どこぞのお馬鹿さんが企画していたような「一曲いくら」の単価で売ったら、人間の心理としては買い控えが起こるが、定額にすると料金感覚が麻痺して、どんどん聴くようになる。どんどん聴く快感が感じられたら、次の期間も払うようになる。こうなったら惰性で払い続ける。
好きなアーティストの曲をずっと聞き続けたければ、ずっと契約料を払い続けなければならない。まさに悪魔のビジネスモデル...かも。
人間が一定時間に聴ける音楽の分量には限りがある。どんなにがんばっても、主催者が損するほど聞きまくることは有限な生活時間の中では無理。すると、少ない曲目を何回も繰り返してみっちり聴こうが、たくさんの曲を1回ずつさらっと斜め聴きしようが、聴ける最大量は同じだ。ということは、「聴き放題」にしても実は機会損失はそれほどないのではないだろーか。
契約料の儲けは、再生回数に応じて、アーティストに配分される。何度も聞いてもらえたアーティストはたくさんもらえるし、一回聴いたら飽きてしまうような作品のアーティストは儲からない。
もっとも、「なんでだろー」の様な一発芸であっても、たくさんの人に一回ずつ聞いてもらった場合は、たいへんに儲かる。
レコード会社から見ると、現在の音楽嗜好の状況がリアルタイムでわかる。いながらにしてリサーチができるダイレクト・マーケティングだ。そのまんまランキングしてもウケるだろう。
再生回数が、そのまま「視聴率」の様に調査対象になるので、それを逆手にとって「組織票」をしてもよい。がんばって聴きまくればマイナーなアーティストの作品でも高位にランキングされるだろう。(ただし、一定期間に聞ける曲の数は有限なので、限界はある)
たとえ、聴いてもらえるチャンスがなくて売れなかったアーティストでも、聞いてもらうための敷居が低くなる。大金をかけたプロモーションを行わなくとも、口コミでぱっと広がれば、一晩立てば億万長者も夢じゃない。
こだきんの様な、「ヒット曲よりは、よい曲を掘り出したい」というリスナーにとっては、まさに夢の様なシステム。
Appleでも、Microsoftでもいいから、誰かやってくんない? 月1000〜2000円なら、参加してあげるぞ。
万が一、的中したときの証拠として(笑)
AppleがUniversal Music(ってどういう音楽会社かよく知らんけど)を買収するかもしれない、といううわさが流れたとき、こだきんはちと考えてみた。Appleが音楽会社を買って得すること...、ふーむ。
考え付いたのは「定額制音楽配信サービス」。
.Macユーザに限り、定額を払えば、その音楽会社の所有する全ての音源を無制限に聞き放題。(通信カラオケのようなものだ)
iTunes を使う。
iTunes を開くと、数十万、数百万の曲目リストが、膨大に並んでいる。(さぞかし壮観だろう)
iTunesを操作して好きなアーティストを選ぶと、そのアーティストの出している全曲が見える。(ついでながら、ジャケットなどのイメージなど、補足的なものも色々と表示される。)
好きな曲をクリックすると、その曲がすぐに流れ出す。ブロードバンドを活用したストリーミングなので再生は迅速だ。
ダウンロードする音楽に関しては、契約期間中はどんな曲も何度でも自由に再生可能。(ただし、契約期間が過ぎると再生不可能になる。またコピーは出来ない)
ダウンロードできる対象は、レコード会社にある全ての曲。つまり数万曲〜数十万曲?を自分の レコード棚に入れて自由に聴くことが出来るのだ。(逆に、興味のないジャンルはマスクしてしまうことになるだろう)
どうなるか、というと、たとえば、気分に合わせて、好きな曲をディスク容量を気にせずに聴ける。自分の好みを登録しておけば、有線のごとく、知らない曲をずーっとかけっぱなしにすることも可能。もう、何GBのディスクをたかだか数十枚のCDのために空けておく必要はないのだ。
あなたが、たとえば松田聖子のファンならば(聖子が、そのレコード会社と契約していれば、だが)月々いくらか払うだけで、全ての松田聖子の曲を手に入れられる。
これでペイするかって? 実はするんじゃないかな、と思っている。
まず、どこぞのお馬鹿さんが企画していたような「一曲いくら」の単価で売ったら、人間の心理としては買い控えが起こるが、定額にすると料金感覚が麻痺して、どんどん聴くようになる。どんどん聴く快感が感じられたら、次の期間も払うようになる。こうなったら惰性で払い続ける。
好きなアーティストの曲をずっと聞き続けたければ、ずっと契約料を払い続けなければならない。まさに悪魔のビジネスモデル...かも。
人間が一定時間に聴ける音楽の分量には限りがある。どんなにがんばっても、主催者が損するほど聞きまくることは有限な生活時間の中では無理。すると、少ない曲目を何回も繰り返してみっちり聴こうが、たくさんの曲を1回ずつさらっと斜め聴きしようが、聴ける最大量は同じだ。ということは、「聴き放題」にしても実は機会損失はそれほどないのではないだろーか。
契約料の儲けは、再生回数に応じて、アーティストに配分される。何度も聞いてもらえたアーティストはたくさんもらえるし、一回聴いたら飽きてしまうような作品のアーティストは儲からない。
もっとも、「なんでだろー」の様な一発芸であっても、たくさんの人に一回ずつ聞いてもらった場合は、たいへんに儲かる。
レコード会社から見ると、現在の音楽嗜好の状況がリアルタイムでわかる。いながらにしてリサーチができるダイレクト・マーケティングだ。そのまんまランキングしてもウケるだろう。
再生回数が、そのまま「視聴率」の様に調査対象になるので、それを逆手にとって「組織票」をしてもよい。がんばって聴きまくればマイナーなアーティストの作品でも高位にランキングされるだろう。(ただし、一定期間に聞ける曲の数は有限なので、限界はある)
たとえ、聴いてもらえるチャンスがなくて売れなかったアーティストでも、聞いてもらうための敷居が低くなる。大金をかけたプロモーションを行わなくとも、口コミでぱっと広がれば、一晩立てば億万長者も夢じゃない。
こだきんの様な、「ヒット曲よりは、よい曲を掘り出したい」というリスナーにとっては、まさに夢の様なシステム。
Appleでも、Microsoftでもいいから、誰かやってくんない? 月1000〜2000円なら、参加してあげるぞ。
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