蒲生邸事件

2004年1月17日
出張帰りの飛行機を乗り逃して(!)仕方がないので深夜の新幹線で戻ってきた。時間があったので、前々から期待していた宮部みゆきの「蒲生邸事件」を読んだ。

感想は、すばらしいの一言。
とうけい異聞以来の大感動である。

おもわず226事件詳細を調べたくなってしまった。
主人公のほのかな恋心と蒲生大将の事件がからみあう様は鮮やかである。
「歴史は変わらない」とする、タイムパラドックスに対する新(?)解釈は新鮮だった。なるほど、こーゆー解決の仕方もあるものか。
そして、何よりもすばらしいのが圧倒的な時代描写。(実際に知る由もないが)昭和初期の濃厚な雰囲気にどっぷりと浸ることができる。

最大のテーマ、「その時代を精いっぱい生きる、とはどういうことか」は、我々昭和世代が今の世の中を見るにつけ、常々感じることである。

さわやかな読後感にひたって、今、こだきんは良書に巡り会えた幸せを感じている。

何はともあれ

2003年12月23日
年賀状である

最近は色々と絞り込んでいるので、一頃は150枚以上あった年賀状も100枚ちょいになった。

顔の広いニョーボは枚数が多い。仕事関係には出さないポリシーのこだきんは随分と少ない。別にいいけど。

仕事以外の付き合いが少ないのは哀しいが、仕事以外の付き合いをしている暇がないのは事実。世のおとーさんなんて、そんなもん。クリスマスに出張なしに(実は拒否した)家族といられるだけ幸せかも。

大浴場

2003年12月17日
今回の出張では色々とムカつく(禁止用語)ことが多かったが、ひとつ良かったことがあった。

それは、とあるホテルに「大浴場」があったことである。今までいくつかのホテルに泊まったことがあるが、その少ない経験の範囲内では「大浴場」があったということはなかった。

出張に行くと、いつも結構遅くまで働いているので、どうもホテルに帰ってから(あの貧相な)バスタブにお湯を張るのは嫌で、ついシャワーで済ませていることが多い。

ということで、大浴場に行ってみると、おおー、これはよい。快楽/快感である。しかもビジネス親父連中は大浴場なぞ入らないようで、ほとんど貸し切り状態である。思いっきり足を伸ばし、ゆっくりと入湯する。気持ちいいーーー。

場所も結構悪くないし、インターネットもつながっている。よかったなああー。

秘密にしとこ。

困ったもんだ

2003年12月7日
連日出張の睡眠不足である。眠いである。

最近はセルフうどん屋に凝っている。
安くてたくさん食べられるのが魅力である。
ただ、なんだか(当たり前かもしれないが)
客のマナーが悪くて辟易である。
「席の先どりはしないで下さい」という中でどーどーと子供に席をとらせている、そこのおばはん。レベルが知れてますぜ。

# 困ったもんだ。

そんなことにもいちいち気になるのはひたすら眠いせい。

かといって、たくさん寝ようとしても背中が痛い。

# 困ったもんだ。

眠いといらいらする。いらいらすると仕事をミスる。ミスると後の行程で困る。休日も仕事が気になる。人生が暗くなる。

# 困ったもんだ

睡眠不足はお肌だけでなく、いろんなものの大敵である。

主観的時間感覚

2003年11月2日
ネズミと象では寿命が随分違うが、ではネズミは不幸で象は幸福かというとそんなことはない。

おそらくチョロチョロとせわしなく動くネズミは高速度撮影のフィルムのように加速装置状態で動いている様な人生を送っている。たとえば人間が追いかけまわしたとしても、彼等にとっては緩慢な動きにしか見えない。そして、人間にとってはわずかな期間を十分「長生き」していくのだという。

ゆっくりと悠然と生活する象はその逆で、低速度撮影のフィルムの如く、ゆっくりゆっくりと人生を重ねる。彼等から見た人間の姿は、「なんてせわしない存在か」と思われているに違いない。まるで人間から見たネズミのように。

この考え方は、こだきんオリジナルではなく、立派な仮説だそうだ。「一生の間に打つ心臓の鼓動の数が、ネズミと象でほぼ一緒である」という事が根拠だそうだ。

さて、ここからは、こだきんオリジナルの仮説なのだが、実は「時間感覚」は生物の種別だけでなく、年齢によっても違うのではないかと考えた。

幼児〜少年までは心臓の鼓動は一般的に速い。あかちゃんの心臓は猫の様に速く、少年になっても1割増程度に速い。そして、子供の行動や言動を見ていると、大人からは比べ物にならないほどはしこい。子供は大人の感覚から見ると「我慢が足りず」少々の時間でもすぐねをあげる。

逆にお年寄りは「老人力」を持っているせいか、中年よりも気が長い。十年一日のように悠然と生きる。個人差として気が短いご老人もいるが、全体手に性格が丸くなり、少々のことにも慌てず、ゆっくりと事に当たる傾向がある。
たとえば、昔の感覚で道路を渡ったのに交通事故に遭ったというケースをよく聞く。 脈拍を実際にはかったことはないが、お年寄りの鼓動はおそらくゆっくりとしているのではないだろうか。

人間は、年齢によって「時間感覚」が実際に違うのではないだろうか。時計ではかった同じ時間を、子供と大人、お年寄りでは、違う時間感覚でとらえる。だから、異なる世代間におけるコミュニケーションには、本当は生物学的な注意/調整が必要なのかもしれない。

誰か、この「主観的時間感覚」を客観的に測定できるメトリクスを考案してもらえないだろうか。

ものは言い様

2003年11月1日
なるほど、その手があったか!(ぽん)

祝・阪神 準優勝!

ゲーム脳

2003年10月23日
ゲームを行うことにより「ゲーム脳」になって事件を起こしやすくなると言う仮説、それに対して反論や反例などがあって、とどのつまり「ゲーム脳仮説」そのものは否定されつつあるが、それはさておき、「ゲームは事件を起こすか?」という議論が起きているのは事実だろう。

暴力的ゲームを行うに至る心理状態や元々の生活状態、ゲームによる条件付け、ゲームに没頭することによる生活習慣の悪化なども、総合的に調査する必要があるように思う。

いや、単純な話、一日中閉じこもってハーフライフばかりやっている生活そのものは、「ゲームが脳に与える影響」がどうであれ、「ゲームが生活に与える影響」と「それによる人格に与える影響」はそーとー大きいと思うぞ。別にこれがハーフライフじゃなくて、読書やビデオ、コミックであっても同じ。一日中ふけっている状態が不健康であることにはかわりない。

更に言うと、そーゆーものにふけること自体、何がしかの「資格」というか「素養」の様な原因/因果があるような気がする。小さい頃に親ではなくテレビに育てられたとか、虐待されたとか。

そーゆーもろもろを抜きにして、実験室の中で「ゲームが脳に与える影響」だけを抜き出してを云々するというのは何だかヘンだと思うのだが、いかがなもんだろう?

丸顔

2003年10月21日
丸顔に萌え萌えである。

こだきんは、雑誌のグラビアを飾る丸顔娘に萌える傾向がある。細い狐顔よりも、圧倒的に丸顔の猫顔に萌える。丸顔に黒髪ストレートおかっぱなんか、もうお終いである。轟沈である。音無響子よりも三宅しのぶである。木ノ本桜よりも大道寺知世姫である。アルファさんはいいが、ココネさんは更に良いのである。

なぜだか考えてみた。

そーいえば、初恋の人は丸顔である。今を去ること20年ちょい前の高校生のときに片思いだった何人かの人はみな丸顔である。丸顔のお気に入りの後輩もいた。

お気に入りのタレントは河合奈保子や松居直美である。(後者については「どこかおかしい」とよく言われる)ミニモニも好きである。

そーいえば、母親は丸顔なので、(マザコンではないが)丸顔萌えは、生まれた瞬間に見たものによる刷り込みかもしれない。

ニョーボは丸顔である。自分も丸顔なので、当然、子供も丸顔である。丸顔遺伝子を集めているようなので、丸顔が量産されている。将来は丸顔共和国を作れるかもしれない。

最終的には、愛子様に萌え萌えになるかもしれない。(あの丸い御顔が...)

The Andromeda Strain

2003年10月20日
あのジュラパーのマイケル・クライトンが、なんと1969年に執筆したSF小説。
邦題は「アンドロメダ病原体」であるが、「アンドロメダ菌株」ということで、決してアンドロメダ星雲から飛来してきた宇宙発病原体の話ではない。

もちろん、時代を感じさせる記述は多々ある。コンピュータの扱いはもとより、非現実的な滅菌プロセスなど、今の常識的に照らし合わせると??となる記述はもちろんある。しかし、それを補って余りあるほど、このテーマは現代的。

1969年当時に、アウトブレイクの発生の危険を予知したこの小説は偉大である。こだきんは以前、映画「アウトブレイク」の元となった「ホットスポット」というノンフィクションを読んだのだが、その時の怖さがよみがえってきた。30年以上前に、爆発的感染拡大の恐怖を予知しており、それが未知の空間(ここでは宇宙だが、キンシャサであっても同様)から発掘されたという点、元々は糞ったれの軍事計画から派生した計画であることも、今に至るまで現代的である。

マイケル氏は、元々医学生だったとのことだが、それにしても高い品質の小説を書いたものだと感心。色々と不満はあろうが、「SF古典」にカテゴライズするには、あまりにもったいない。読むべし。

余談だが、某映画「ウェスト・ワールド」をマイケル・クライトンが監督していた、というのはSFファンにおけるトリビアである。

今のNHK教育「おかあさんといっしょ」のおにーさんとおねーさんは、先々代の健太郎おにいさんと、あゆみお姉さんを彷彿とさせる歌のうまさで、なかなかである。

特にお姉さんは宝塚歌劇団出身ということもあって、才色兼備?である。

そこで思わず妄想してしまったのが、いっそのこと、宝塚歌劇団出身の男性役と女性役の人を連れてきた「おねいさんといっしょ」。つまり、歌のおねいさんとおねいさんである。

あまりにも美しい子供番組である。ぜひぜひ、NHK教育の担当者様にはご検討いただきたい。

Jazzとプログレの違い

2003年10月10日
Jazzとプログレは似ているような主張を聞くことがある。

自分的にはそれは多分間違いだ。
Jazzとプログレは多分、互いに一番遠いところに位置する。

プログレは、既成の制約を嫌って自由な世界に飛び出した実験的音楽だ。
実験的音楽である以上、外へ外へと開花していく、いわば科学技術のごとき音楽である。勉強し、研究し、ひらめきをとりこみ、開発していく音楽である。

それに対して、Jazzの方は人間、いや動物の根源的な感情をストレートに出した原始的音楽である。原始人が棍棒を持ってウォーっと騒いだだけの音楽である。
アドレナリンの音楽であり、感情をベースにして展開していく音楽である。

両者は、「いかに自由でいるか」という点には共通点があるが、立脚する場所はずいぶんと違うように思える。

また、実験的音楽は原始的音楽をまねすることが出来るが、原始的音楽は何も真似することが出来ない。

どちらが優れている、ということではない。
ただ、両者に違いは歴然としてある。

仄暗い水の底からII

2003年9月17日
「仄暗い水の底から」原作を読んだ。
昔年の?謎が解けた。
こだきんが疑問に思っていたことは、原作にはない。ということは、あの納得のいかないエンディングは映画作成サイドで勝手に作ったのだ。

原作の方は、結構さらっとしている。よくできている。おまけに短編集で、映画にあったストーリーは one of them である。

ほかの短編もよくできている。ちょっとリリカルな印象は梶尾真治の様だ。ホラーと言うよりはSFやファンタジーに近い味わい。なかなかよい。

「キャラクター小説の作り方」(大塚英志)を読んだ。図書館で借りてきて良かった。自分で買ったら即座に売っぱらっただろう。

いや、それほど悪い出来ではないのだが、一番気になるのは「看板に偽りあり」で、肝心のキャラクター小説の作り方に関する話題より角川に対する恨み言やオタク文化への横道が多すぎるのだ。

エッセイと作り方をわけて2冊にすれば良かったのに。

あと、How to本としては理系的でないという印象を持った。散文的過ぎ。辛い。

とりあえず

2003年9月15日
阪神タイガース優勝おめでと〜〜〜〜〜〜〜!!

善意な悪意

2003年9月3日
遠吠えさせていただこう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00000012-khk-toh
に示されている通り、宮城県連続地震の被災者の下にたくさんの「善意の品」が届いているのだが、実質、活用に困り、町内に放出しているとの事。その「善意の品」のなかに少なからず古着が入っているらしい。

こだきんは阪神大震災の経験者(被害は少なかったから被災者とは言いがたい)だったのだが、あの時も、山の様な古着を受け取った。フリマに出しても良い状態のものならいざ知らず、とてもじゃないけど着れない、ど派手なラメ着や下着、しわしわのYシャツとかを見て、とても気が滅入ったことを憶えている。

今回の宮城県にも洗濯すらしていない衣類が送られてきたと聞いている。どう考えても「善意」じゃない。「悪意」である。嫌がらせである。

いいか、
被災者は、つい先ごろまで、あんたらと同じ生活をしてきた普通のヒトだ。つい先日まで同じ様な趣味、同じような流行、同じような価値観を持って生きてきたんだ。
被災者になったからといって、いきなり「洗濯もしていない下着をありがたがって着る」ほど落ちぶれた気持ちになると思うか?

ソンなものを送りつけて「善意」のひとを気取って思い上がるんじゃない。送るんなら新品を送ってくれ。被災地はゴミ捨て場じゃないんだ。

頼むからもう少し想像力を働かせてくれ。(といっても、「バカの壁」があるからなあ。無理だろーな。)


というダサダサ(これも死語?)なプロジェクト名の元、古〜いレコード(LP、EP)およびテープ(カセット)をデジタル化してきた。(ちなみに、我が iPod ”モコナ”は、1016曲入りになった。)

要するに、今を去ること20年以上前の中学・高校時代によく聴いていた愛曲を、当時の音源からデジタル化して iPod に吸い上げる計画である。

本プロジェクトの目標として、「できるだけ安く上げる」と言うのも入っているので、たとえば当時「貸しレコード屋」でレンタルしてきたLPをカセットに録音したものもデジタル化する。たとえ、それが今CDで再発されていたとしても。山下達郎の For Youなど。

もっと極端な例だと、FMからエア・チェック(笑)した音源もある。音質は問うていないところがポイント。松任谷由美の「スラバヤ通りの妹へ」など。

今やCDでは出ていないものもある。
たとえば山口美央子(「恋は春感」などで有名)や、大村雅朗(松田聖子のアレンジで有名)の「You Gotta Chance (吉川浩二主演映画サントラ)」、小林泉美(うる星やつらの主題歌などで有名)のソロ・アルバム( ’Tropicana’など)、いくつかの70年代ヒット曲(Starbuck の Moonlight, Feels rightなど)など。

当時のラジオライブは、今では入手不可能なものも多い。Jean Luc PontyのNYボトムラインライブであるとか、パコ・デ・ルシアの Castro Marine の頃のFMライブだとか、妙なところでは谷山浩子の「カントリーガール」発売の頃の横浜FMライブだとか、橋本一子(谷山浩子のアレンジで有名?)のライブだとか。

EP(シングル盤)とか。日本沈没のテーマ(森進一)など。

CD再発されていても、いまさら買えない、飯島真里のソロとかもあったりする。

こうやって40歳前後のおっさんは、幸せだった(?)過去に現実逃避するのである。

仄暗い水の底から

2003年8月16日
「仄(ほの)暗い水の底から」がテレビで放映されたので、見てみた。
ぅわーん、こぇえよぉおおお、と大騒ぎするほどのものではなかったが、それでも恐怖演出はかなりのもの。雨、水漏れ、湿気... とにかく湿っぽい厭らしさはすごく、上階の部屋が水浸しだったシーンは鳥肌もの。思わず背中が痒くなった。
離婚調停中の妖しい夫の行動もあいまって、「子供を取られる」イタさ、怖さは十分に伝わってきた。(これはもしかしたら子供を持っていない人には通用しないかもしれない恐怖かもしれないが。)赤い子供用カバン、役に立たない管理人のジジィ、水道から髪の毛、バレバレの遺体の位置も含めて中々見事な演出&ストーリー展開でした。

... エレベータでユーレイと遭遇したシーンまでは。

なんであんなオチにしたんだろう。ホントーにがっかり。それまでの展開が見事なだけにあまりにもあまりなオチにはすっかり興ざめ。あそこだけ、どこかから横槍が入ったんだろうか。ストーリーテリングのセンスがないエライさんから?

そもそも、「子供を取られる恐怖」というネタであれだけ盛り上げて盛り上げて、なんでママさんは実の子を捨ててユーレイさんと暮らすことを選んだのでしょう?ものすごく理不尽な気がするぞ。真の親なら最後まで戦わんかい。(比べるべくもないが)シャイニングでは最後まで戦っていたぞ。一部で受けていた?スイートホーム(だったかな)という和製ホラーも最後はちゃんと成仏していたし。

ユーレイさんも実体を見せちゃ駄目ですぞ。あきらかにメークに見えて興ざめだった。そもそもユーレイが頚動脈閉めるなよ。

一万歩譲っても(譲る気はないが)、ラストシーンでママが消えた後は廃墟の様な部屋にして高校生娘に呆然と立ち尽くさせるべきでしょう。もしくはマンション自体を崩壊させるとか。

結構いい感じに走ってきた和製ホラー映画だっただけに、あまりにも後味悪すぎ。

どーしても納得できなかったから、色々と映画レビューサイトを見て回ったが、同じように思った人は多かったようだ。(タイタニック吹き替え事件からこっち、世間と同じ意見を持つことが多くなってきた自分である)

オトナって...

2003年8月5日
清濁併せ呑むのがオトナとか
酸いも甘いもかみ分けるのがオトナとか、
えらそーな神話を作ってきたのがオトナだったりするけど、そりゃ現実を直視した上で、あきらめちゃうのがオトナという結論だけ先に出しているという、とてもムシのよいオトナの論理だったりすると思う。

で、そんなオトナの論理って、コドモはだまされちゃうんだろうなー。そっかー、オトナってそーゆーのなんだーって。当のオトナで大真面目にそんなもの信じているのいるのかなー。いたりして。

清濁併せ呑んでも、清濁ちゃんと区別しとかなきゃ。波風立てないのは大事なサラリーマンのサダメだけど、それで魂まで売っちゃ駄目ざんしょ。平気で魂売っぱらって、それで俺はオトナだー、なんて恥ずかしくてよく言えるなー。

そんな御立派なオトナを文句も言わずにへらへら見ていて波風たてない自分もいつの間にかオトナになったのかなー。そんな事を考えつつ、もうすぐ40歳。

東亰異聞

2003年8月3日
少々古いが(1994年?)小野不由美の東亰異聞(とうけいいぶん)を読んだ。

うむ、こりゃあすごい。6番目の小夜子に匹敵する大感動。江戸川乱歩を彷彿とさせる怪人達がなんとも雰囲気抜群。最後のどんでん返しは(ネタは少々突っ込みどころがありそうだが)秀逸。
黒子の語り口や娘人形との語らいが、こだきん的にはぞくぞくくる。

それと共に、ぞっとしたぞ。

いくつもの忌まわしい事件を思い返すに、まるで21世紀を予言しているかのごとき小野不由美の筆は冴えまくる。闇はますます広がっているようだ。

本当に何かが解き放たれてしまったのではないかと、心配にさせられる。

昨今

2003年7月15日
久しぶりに3週間連続出張「死のロード」状態である。(会社が「出張代がもったいない」と言ったら喜んですぐに止めるのでよろしく。)

もちろん、お供はiPod。906曲に増殖。古いテープから落としたものでだいぶ埋めている。自分でも意外だが、山下達郎とか尾崎亜美とか(なぜか)斉藤由貴とか、結構ニューミュージックが多い。おかしいなー。生粋の洋楽者だと思っていたのだが。

ひさしぶりに Ride On Time を聴いて、おーやっぱりいい曲だなーと感動していたら、最近ニューシングルとして再発?したといわれた。おやおや。

家のぶろおどばんどは落ち着いた。結局ADSLモデムの不良だったとの事。せっかくよくなったのに、家に居られないのは理不尽。

見てみたいもの
CLAMP版 ゆきこ姫(もちろん、ドロロン)

聴いてみたいもの
茂森あゆみねーさんの Lovin’ You

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